猫のトイレには時に「命にかかわる」異変が隠れている事があります。
猫ちゃんのおトイレは健康のバロメーターです。
猫ちゃんは泌尿器系の病気にかかりやすいので、普段からトイレ事情をよく観察しておくと病気の早期発見につながります。
とくに尿路結石になると怖いのは尿毒症。
オシッコがでないと48時間以内に命を落とす危険性がある症状です。
また進行すると危ない糖尿病や腎臓病の症状もオシッコの異常で分かる事があります。
正常なオシッコの状態とチェックするポイント
正常なオシッコの状態の目安です。
- 回数:1日2~3回 多い子は5回くらい
- 量:体重1kgあたり5~25ml 体重4kgであれば20~100mlです
- ニオイ:適度にくさい
- 色:やや薄い黄色
こんなサインは危ない病気が潜んでいる
トイレにいる時間が長い
いつもよりもトイレにいる時間が長い場合、1回にでるオシッコの量が増えてる場合と、出したいんだけど出なくて何度もかがんでいる場合があります。
オシッコが出ない場合、尿毒症になる恐れがあり、尿毒症になると48時間以内に命を落とす危険があります。
何度もトイレにいく
何度もトイレに行くのは出したくても出ないから、または膀胱に炎症が起きていてオシッコを貯めておけないからです。
回数が多くなる病気としては膀胱炎、尿結石、糖尿病、腎臓病など。
量が少ない、または多い
冬場だと飲水量が減ることからオシッコの量が少なくなる事もありますが、膀胱炎や尿結石、腎不全の可能性があります。
逆にオシッコの量が多い場合、糖尿病や腎不全の可能性があります。
痛そうに鳴く
膀胱炎や尿路結石の場合、排泄時に痛みを伴うため鳴いたり、唸り声を出す事があります。
お尻やマタをすごく気にする
何度もマタやおシリをなめたり、気にしている時は不快感や痛みを感じているのかもしれません。
膀胱炎などの場合、尿漏れしていて気にしている可能性があります。
排泄物の色がいつもと違う
オシッコの色が薄かったり、白濁していたり、赤っぽい場合は異常です。
また尿結石の場合、キラキラした砂が混じっている場合もあります。
いつもより臭い、または臭わない
糖尿病や膀胱炎になるとオシッコのニオイが強くなります。逆に腎不全の場合、腎機能が低下するためニオイが少なくなります。
トイレ意外で粗相
膀胱炎になるとトイレまで間に合わなずに仕方なくしているケースもあるので突然粗相をするようになったら要注意
オシッコの異常で考えられる病気
上記のオシッコの異常で考えられる代表的な病気は以下です。
尿道炎
尿路結石
糖尿病
急性腎不全
慢性腎不全
関節や神経の異常など
まとめ
これらの異変には膀胱炎や尿路結石、腎臓病、糖尿病、消化器系疾患が隠れている可能性があるかも
早めに獣医さんへ相談しましょう。
特にオシッコが詰まるとあっという間に尿毒症になり、いのちを落とす可能性があります。
それくらい尿毒症って怖いです。
猫ちゃんは異常を隠す性質がある為、トイレの異常は数少ない猫ちゃんからのメッセージだと思ってください。
早期発見のためには、日頃から健康な時の状態を観察しておく事が大事です。
コメント
色々トイレの異常を詳しく書いてありとても分かりやすいと思いました有難うございます、参考にして可愛い子に長生きしてもらいたいと思います。😊
コメントありがとうございます!
お役にたてれて嬉しいです
特に猫ちゃんの泌尿器系の病気が多いのでこまめにチャックしてあげましょう!