『お花って飾ると明るく華やかになるけど、猫がいても大丈夫なのかな?』
実は「危険なお花」の方が多いんです…
どうも!
お花は好きだけど
お世話が苦手なぷるムッチョです。
友人宅などでキレイなお花が
飾られていると、華やかで明るい雰囲気が
オシャレでいいなぁっと感じます。
しかし、うちには大事な猫様が…
猫ちゃんが食べたり触れたりすると
中毒を起こすお花って意外と多いって
知ってましたか?
今回は猫ちゃんが食べたり触ると
危険なお花をご紹介します!
危険な花とは?
猫ちゃんにとって
『危険なお花』は意外なほど
たくさん存在します。
猫ちゃんは肉食動物なので
花なんて食べないでしょ?
と思われるかもしれません。
しかし、食べるわけではなく
遊んでいるうちに飲み込みます。
また、お花の中には
花粉や活けてある水を猫ちゃんが
飲み込んだだけで死んでしまう怖い物も…
ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)
の情報によれば
猫が食べると危険な物は
なんと700種類以上!
今回は一般的なお花の中で
特に危険なものをご紹介しますね。
危険なお花20選
ユリ科
症状:嘔吐、下痢、脱水、麻痺、視力障害、腎不全など
毒の部分:すべて
ポイント:花粉、活けた花瓶の水も危険。少量でも死亡
猫ちゃんにとって
危険度MAXなお花です。
猫のいる室内には
絶対持ち込んじゃダメ!
花は勿論、
花粉、葉っぱ、根っこに至るまで
すべてに毒性を持ってます。
猫が口にすると有効な治療法はなく
死に至るケースも少なくありません。
何が怖いって、
ユリ科の植物を活けた
『花瓶の水』や『体についた花粉』を
なめただけでも中毒になります。
チューリップを口にした猫ちゃんが
翌日には急性腎不全で亡くなった
という話もあります。
万が一、口にした場合は
『緊急事態』だと思って早急に
動物病院へ連れていきましょう。
①ユリ
②チューリップ
③オニユリ
左:ユリ 中:チューリップ 右:オニユリ
キンポウゲ科
症状:嘔吐、下痢、胃腸炎、呼吸器障害、心不全など
毒の部分:特に葉っぱや根っこ、花によってはすべて
ポイント:毒性の強い花が多く、最悪死亡する
キンポウゲ科も毒性が強く、
猛毒で知られるフクジュソウや
トリカブトもキンポウゲ科になります。
葉っぱや根に
『アルカロイド』という成分を含み、
花によってはすべての部位に
毒性があります。
デルフィニウムやクリスマスローズは
呼吸器不全や心臓麻痺を起こし、
死に至るケースもあります。
④ラナンキュラス
⑤デルフィニウム
⑥クリスマスローズ
左:ラナンキュラス 中:デルフィニウム 右:クリスマスローズ
ナス科
症状:嘔吐、下痢、重度の胃腸障害、衰弱、呼吸困難など
毒の部分:すべて 特に未熟な実、葉っぱ
ポイント:神経系に作用する事が多く死亡する
ナス科も超危険です。
すべての部位に毒があり
特に未熟な実や葉っぱに多く含まれます。
ナス科の植物には
アルカロイドやソラニンという
毒性のある成分があり、中毒を引き起こします。
ソラニンは毒性が強く
体重0.1%の摂取量でも症状が出ます。
ナス科の植物には
神経に作用する毒性のものも多く
死亡する可能性があります。
花ではないですが、
トマトやジャガイモもナス科です。
完熟した実は
猫にも大丈夫と言われてますが、
食べすぎれば中毒を起こすので
与える事は避けた方が良いです。
⑦ブルンフェルシア
⑧ホオズキ
⑨ペチュニア
左:ブルンフェルシア 中:ホウズキ 右:ペチュニア
ツツジ科
症状:嘔吐、下痢、不整脈、痙攣、昏睡、心不全など
毒の部分:すべて 特に花の蜜、葉っぱ
ポイント:摂取量が多いと死亡する可能性も
ツツジ科もすべての部位に毒があり、
特に花の蜜や葉っぱにツツジ科特有の成分
『グラヤノトキシン』が含まれます。
こちらも花の種類や多量摂取すると
致命傷となり死亡することがあります。
子どもの頃、学校の帰り道で
よく友人と花の蜜を吸ってましたが
あの甘い蜜が猫ちゃんには毒なんです。
⑩ツツジ
⑪シャクナゲ
⑫サツキ
左:ツツジ 中:シャクナゲ 右:サツキ
その他のお花
その他の猫ちゃんにとって
危険なお花はこちらです。
お花ごとに危険度と症状を紹介します。
⑬スズラン
症状:嘔吐、下痢、心拍数低下、不整脈、心不全
毒の部分:すべて、特に花、茎、根
ポイント:ユリ同様活けた花瓶の水も危険
⑭アジサイ
症状:嘔吐、下痢、胃腸炎、呼吸困難、麻痺
毒の部分:すべて、特に葉っぱ、根、蕾
ポイント:消化器内で青酸に変化し多量摂取で死亡する事も
⑮カーネーション
症状:嘔吐、下痢、皮膚炎、食欲不振
毒の部分:花、葉っぱ、茎
ポイント:なぜか食べようとする猫が多い
左:スズラン 中:アジサイ 右:カーネーション
⑯ヒアシンス
症状:嘔吐、下痢、ヨダレ、呼吸困難、腎不全
毒の部分:すべて 特に球根
ポイント:ユリ科に似た毒性を持ち、死亡する危険性も
⑰ポインセチア
症状:嘔吐、下痢、皮膚炎
毒の部分:葉っぱ、茎
ポイント:命の危険性は低いと言われるが人や犬では死亡例も
⑱シクラメン
症状:嘔吐、下痢、皮膚炎、胃腸炎、心拍数異常、痙攣
毒の部分:すべて 特に球根
ポイント:多量摂取で神経症状を引き起こし、最悪死にいたる
左:ヒアシンス 中:ポインセチア 右:シクラメン
⑲キキョウ
症状:嘔吐、下痢、血圧低下、溶血性貧血
毒の部分:すべて 特に根
ポイント:多量摂取で心臓麻痺や呼吸困難の可能性も有り
⑳マーガレット
症状:嘔吐、下痢、皮膚炎
毒の部分:葉っぱ
ポイント:葉の汁に触れたり口にすると症状が出るが危険度は低い
左:キキョウ 右:マーガレット
なんでお花を食べるのか?
肉食動物である猫が、
何故植物を食べるのか?
その理由は現在分かっていません。
好奇心で口にする猫もいれば
猫草のようにお腹の調子を整える為に
口にする猫もいるかもしれません。
大抵は、遊んでいるうちに
噛みついて飲み込むといった場合が
多いと思います。
予防する方法
予防法は大きく2つあります。
一つ目は
身もフタもない事にはなりますが…
一番効果的なのは、猫がいる環境に
『植物を置かない事』です。
特に花粉だけでも危ない
ユリ科の植物は室内には
絶対に持ち来ない事。
ただ飾りたいという思いだけで
愛猫の命を危険にさらすのは
ナンセンスです。
2つ目は『知る事』です。
知る事で防げる事故があり
猫ちゃんを守ってあげられます。
実際チューリップがユリ科だと知らず
飾った事で翌日亡くなった猫ちゃんもいます。
知らなかった事が命を奪うんです。
特に植物は猫ちゃんにとって
危険なものが非常に多いのでご注意を。
植物を置きたい場合は
その植物が安全か危険かを
しっかり調べましょう。
まとめ
植物は
私たちの生活に彩りを与え、
豊かにしてくれます。
愛猫もお花も愛でたいという方も
たくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、今回ご紹介したように
危険な植物は沢山あります。
上記はほんの一部です。
私たち飼い主が
愛猫のためにできること、
それは危険なものを知り、
猫ちゃんから遠ざける事です。
お花を飾る場合は、
危険性を調べる事と
猫ちゃんが近寄らない工夫を
忘れないようにしましょう。
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