『猫はどんな事にストレスを感じるの?』
『猫がストレスを貯めるとどうなっちゃうの?』
猫はストレスに弱い生き物。
何が原因で、
どうやって解消したら良いか
知りたいですよね。
どうも、
ぷるムッチョです!
愛猫には
1分1秒でも長く幸せに健やかに
生きていて欲しいですよね。
ストレスが高い猫ちゃんは
寿命が縮むとも言われています。
今回は
猫ちゃんのストレスは
を解説していきます。
解消法も書きたかったのですが
かなりボリューミーになってしまうので
また次の機会にご紹介しますね。
※バタコパイセン
ストレスが溜まるとどうなるの?
猫ちゃんがストレスをためると、
どうなってしまうのでしょうか?
実は、
人間がストレスを感じた時と
変わりません。
・食欲不振
ストレスを感じた猫ちゃんは、
食欲不振で体重が減少することがあります。
食は健康の基本。
栄養不足や体力低下につながります。
・体調を崩す
食欲不振による栄養不足も影響し、
免疫システムが弱まるので
感染症にかかりやすくなります。
また、胃腸が弱ってしまい
下痢・便秘・嘔吐などを起こす事も。
※ムッチョさん
・行動も問題に
ストレスが長引くと、
猫ちゃんの行動にも影響が出ます。
攻撃的になったり、
過度なグルーミングをしたり、
粗相をしたりすることがあります。
他の猫にも攻撃的になるため
けんかっ早くなり、飼い主さんにも
噛みついたり引っ掻いたり…
それに起こったりすると
更にストレスがかかり
負のスパイラルです。
・毛並みが悪くなったり、はげる
食欲不振やイライラ、
免疫低下、過度なグルーミングによって
毛並みも悪くなります。
また、
ストレスを感じると
同じ個所を舐め続ける
という特性からハゲができたりします。
・不安感・恐怖感が増える
ストレスを感じた猫ちゃんは、
不安や恐怖が増し、幸福感が低下する
と言われています。
・寿命が縮む
猫がストレスを感じると、
健康問題や行動問題が出るだけでなく、
なんと、寿命も縮む可能性があるんです。
人間もそう言われてますよね。
上記の通り、
免疫力低下、食欲不振、
体調不良、恐怖心、不安感などなど、
マイナス面が増える為、
幸せな状態とはほど遠いのです。
その結果、寿命が縮むと言われてるんですね。
だからこそ、
愛猫のストレスを軽減し、
愛情と適切なケアを提供する
ことは、猫が長生きできるために
本当に、ほんとーに大切な事なんです。
猫のストレスサイン
猫ちゃんがストレスを感じると、
体調や行動が変化します。
例えば、
普段よりも食欲が落ちたり増えたり、
攻撃的になったり、粗相したりです。
表情にも現れたりします。
いつもと違う行動をしたり、
様子がおかしい場合は
ストレスを抱えているかもしれません。
もちろん、
個体差はありますので一概には言えませんし
病気である可能性もあります。
そういった愛猫からの
ストレスサインを見逃さず
ストレスの原因を取り除いてあげる事が
わたしたち飼い主の大切な役割です。
普段から愛猫をよく観察して
ストレスサインなどの異変を
見落とさないようにしましょう!
ストレスサインについては
こちらのページに詳細を解説してます。
ぜひご覧ください!
猫のストレスの原因
ストレスの原因をお話する前に
猫ちゃんの本来の
性質や習性について
簡単に触れておきます。
『猫ってこういう生き物』
という事を知ることで
何がストレスになるのか
そのヒントになります。
猫ってこんな生き物
猫ちゃんは
『孤高のハンター』
です。
団体行動をするワンちゃんと違って
猫ちゃんは単独行動をする生き物。
仲間が助けてくれるわけでも、
危険を知らせてくれるわけでもない為、
自分の身は自分で守らなければなりません。
だからこそ、
物事にとっても慎重であり、
音や匂いにも敏感に反応します。
その為、
環境の変化にとっても弱いんです。
また、自分自身で狩りをする為、
縄張りや狩場を守る為にパトロールもします。
高い所が好きなのは、
獲物を探したり、
身を守ったりする為です。
『猫ってこんな生き物』を簡単にまとめるとこんな感じ。
・猫は単独行動する生き物
・自分の身は自分で守る
・物事にとっても慎重
・音や匂いにも敏感
・環境の変化にとても弱い
・安全確認のためパトロールをする
・高い所が好きなのは本能的
これらを踏まえて
猫ちゃんにとってどんな事が
ストレスになるのか見ていきましょう。
猫のストレス原因 9選
猫ちゃんのストレスの原因は様々です。
人でもそうであるように
ストレスに感じる事は
猫ちゃんによって違います。
今からご紹介する事が
すべて当てはまるわけではありませんが
こういった事にストレスを感じやすい
という事を参考に愛猫のストレスの原因を
探してくださいね。
※右:パンコパイセン 左:ムッチョさん
①環境の変化
猫ちゃんは環境の変化に
ものすごく敏感な生き物です。
ちょっとした変化でも
恐怖を感じてしまうんです。
例えばこんな変化にストレスに感じます。
・リフォーム
・部屋の模様替え
・猫ベッドやトイレの配置替え
・猫が愛用している物の交換や洗濯
引っ越しは何となく分かりますが
部屋の模様替えや、食器、ベッドの
交換でさえ、ストレスに感じてしまうなんて
リモコンを置く位置にこだわるお父さん並みです。
※うちに来た初日のムッチョさん
② 大きな音や不快な音
聴覚が
人の4倍もすぐれた猫ちゃんは、
当然大きい音が苦手です。
例えばこんな音がストレスです。
・雷
・近所の工事などの騒音
・人がたてる大きな足音、大きな声
・掃除機、洗濯機などの機械音
花火や雷、工事などは
飼い主さんで抑える事ができない
仕方がない音ですが、
生活音は気を付けてあげられます。
掃除機、洗濯機もある程度仕方ないですが、
猫の近くでは掃除機をかけないなどの
工夫はできますね。
性格的に怖がりの猫であれば
とくに、普段聞きれていない音を聞くと
不安になります。
人にとって気にならない音でも
猫ちゃんにとって恐怖を感じる音が
ある事を理解してあげましょう。
③ 不潔な環境
猫ちゃんは
とってもきれい好きですよね。
特にトイレや食事場の
清潔さには強いこだわりがあり、
汚れているだけで我慢しちゃうほどです。
我慢するわけですから
当然強いストレスがかかります。
例えばこんなところの汚れはストレスです。
・食事場や水飲み場
・食器
・猫ベッドや寝床
・爪とぎ器周辺
人だって
めちゃくちゃ汚れたトイレは
入りたくないし、
ゴミだらけでGがうようよしている
食堂でご飯を食べようを思わないですよね。
ちょっと極端かもしれませんが
猫ちゃんだって気持ちよくトイレしたいし
美味しいと思える環境で食事をしたいわけです。
④ 強いニオイ
意外に気が付きにくいのが
『におい』です。
猫ちゃんは
嗅覚も人より優れているため
嫌なニオイがストレスになる
可能性があります。
例えばこんな匂いはストレスに。
・アロマ
・柔軟剤などのフレグランス商品
・お香
・ハーブ
・みかんやレモンなどの柑橘類
・香辛料
・汚いトイレのニオイ
人間には
気にならない匂いでも
猫ちゃんにとってはかなりキツイ。
とくに香水やアロマ、
柔軟剤などのフレグランス商品には
猫にとって猛毒である『精油』が
使われています。
ストレスを与えるだけでなく
猫ちゃんの命に関わる毒も含む為、
使用には注意が必要です。
⑤ 来客
猫ちゃんにとって
来客は自分のテリトリーに
突然やってきた『侵入者』です。
もちろん、
うちのパンコのように
『人が好き』な猫ちゃんもいます。
ただ、たいていの猫ちゃんは
来客には恐怖を感じ、
ベッドやソファーの下に隠れてしまいます。
可愛い愛猫を自慢したくて
隠れている愛猫を抱っこし
来客の前に連れていっちゃう事してませんか?
気持ちは分かりますが
猫ちゃんにとっては怖すぎる行為。
そのせいで嫌われちゃうかもしれませんよ。
⑥ 運動不足
猫ちゃんは高い所が好きです。
縄張りのパトロールもしたいです。
でも、行きたいところにいけず
高い所にも登れない環境には
ストレスを感じます。
猫ちゃんは持久力はなく
瞬発力が高いため、走られない、
ジャンプできない環境は嫌なんです。
では散歩に行けば良いじゃん?
って思う方もいるかもしれません。
次の説明にもありますが、
知らない場所、縄張り以外の場所は
猫ちゃんにとって恐怖です。
その為、
散歩が逆にストレスになるケースもあり、
外に出す事自体リスクが高い為
おススメできません。
⑦ 知らない場所、不慣れな事
知らない場所・不慣れな事や物は
人にとってもストレスですよね。
新しいクラス、職場、
新しく始める仕事、
初めて使うツールなど
ドキドキして不安です。
それは猫ちゃんだって同じ。
特に猫ちゃんは環境の変化に
とっても弱い生き物。
例えばこんな場面はストレスです。
・ペット美容室やペットホテル
・長期のお留守番
・散歩などの外出
病院や美容室、ホテルなどは
環境が変わる上、知らない人、物がたくさん。
しかも、体を触れてたりシャンプーされたりと
ストレスは半端ないでしょうね。
もちろん、動物病院は
連れて行かなくてはならない事があるため、
避けられない事かもしれません。
そのため、
いかに快適に過ごさせて
ストレスを軽減できるかを
配慮してあげる事が大切ですよ。
お散歩については散歩両論ですが、
外に慣れていない猫ちゃんにとっては
高い確率でストレスを与えるだけ
になります。
お散歩にもメリット・デメリット、
それにリスクが伴う事を理解した上で
判断してくださいね。
※健康診断のため病院へ連行されるムッチョ氏
⑧ 他の猫やペット
そもそも猫は単独行動の生き物なので
多頭飼いが向かない猫ちゃんもいます。
もちろん、フレンドリーな猫ちゃんや
他の猫に興味を持たない猫ちゃんもいるし、
うちも猫3匹の多頭飼いなんで様々です。
しかし、
基本的に猫ちゃんは自分の縄張りに
他の猫や他の生き物がいる事を
好まないんです。
そのため、
さみしそうだから、もう1匹飼おう
遊び相手がいた方が楽しいだろう
といった安易な考えはせず、
慎重に考えてくださいね。
⑨ 肥満
「ストレスによって太る」
というのは人も猫も同じだと言われてます。
そして、太ると増えるのは
体重だけでなくストレスも増えます。
猫ちゃんの場合、
肥満になると走り回ったり
飛び跳ねたり、高い所に登る事が
難しくなります。
活動範囲が狭くなるため、
ストレスを感じてしまうのです。
しかも、
飼い主さんに甘えに行きたくても
体が重たいので動きたくないのです。
そんな事?って思うかもしれませんが
行けないところに行けない、
思うように体が動かないのは
とってもストレスなんですよ。
ぽっちゃり猫は
いつもグータラ寝ていて
なんだか幸せそうって
見えるかもしれません。
しかし、心の底では、
甘えたいのに甘えられない
お外が見たいのにキャットタワーに登れない
お出迎えしたいのに、体が重い
って不満を感じているのです。
肥満を解消すると
『猫の甘え度が増す』
と言われています。
そういった不満が解消されることで
甘え度が増すんじゃないかなと思います。
まとめ
猫ちゃんは単独行動する生き物で、
環境の変化や音、ニオイに敏感です。
そのため、
ちょっとした事でもストレスになり、
ストレスに弱い生き物だという事が
ご理解いただけたかと思います。
私たちは愛猫から
心の豊かさと愛情、
たくさんの幸せを貰ってます。
だからこそ、
愛猫にはずっと長生きして欲しい。
そのためにも
繊細な愛猫にとって
ストレスになる事を排除、
または改善し、快適な生活環境を
整えてあげたいものですね。
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