そこはアカンて!猫の爪とぎに困っている人へ、カベやソファーで爪とぎをやめさせる8つの対策とその極意

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「…バリバリバリ」 まてまて!そんなところで爪といだらアカンて!!

ソファーやカベ、カーテンなど爪をとがれたら困る場所ってありますよね。

家具は簡単に買い替えできるから良いけど(安い物ならw)、家の壁や床はそんな訳にもいかず、特に賃貸住宅だと結構困りますよね。

幸いうちのニャンコらはカベで爪をとぐ事は滅多にないので助かってますが、気が付いたら座椅子のマットのフチがボロボロにw
犯人はビビりなワンパク猫のムッチョさんです。

そんな時、ついつい慌てて大きな声で名前を呼んだり、脅かしたりしてませんか?

今回は猫ちゃんの爪とぎについて、理由と対策、しつけ方を詳しく解説していきますね。

 

爪とぎをやめさせる事は無理なんです

前提として猫ちゃんに『爪とぎ』をやめさせる事は不可能だと思ってください。
ザックリ理由を言うならば、「習性だからやめられない」です。

猫ちゃんにとって爪とぎは本能的行動であり、生きていく上で大事な行為なんですよ。

でも家具やカベを傷付けられるのは困る

そんな飼い主さんも多いはず。
わたしもその一人です。

やめさせるのが無理なら、どうしたらよいか?
それは「快適な爪とぎ環境を作ってあげる」ことと、コントロールしてあげる事です。

 

猫が爪とぎをする理由

なぜ爪とぎをやめさせられないか、まずは猫ちゃんが「爪とぎする理由」を知りましょう。

 

マーキング

マーキングというとオス猫のスプレー行動やお顔スリスリをイメージしますが、実は猫ちゃんの肉球には匂いを出す臭腺があり、爪とぎの時にニオイをこすりつけているんです。

爪とぎというと、爪とぎ器や物に乗っかってバリバリしている姿を思い浮かべますが、時々立ち上がってカベやキャットタワーにも爪とぎしますよね?

あれは少しでも高い位置にニオイをつけて「自分は強いんやで」とアピールしていると言われています。

 

狩りの準備

猫ちゃんの最大の武器は爪です。

猫ちゃんは今でこそお家でまったりのんびりしてますが、元々は凄腕ハンターな生き物。
爪は獲物を狩るのにも、自分の身を守るのにも必要な大切な道具なわけです。

だから常に鋭くしておく必要があります。
猫ちゃんの爪は、よく玉ねぎに例えられますが古くなった爪は外側から剥がれていきます。
バリバリする事で古くなった爪をはがして鋭くメンテナンスしてるんですよ。

ちなみに後ろ足の爪は自分でカジカジと噛んで剥がしてます。
わたしはその時のお顔が大好きですw

 

自己アピール

飼い主さんの目の前で得意げに爪とぎする時ないですか?

そういう時は

「もっとかまって欲しいニャ」
「はい、ちゅーもーく!」
「こっち見てみ、かっこええやろ?」

と、アピールしているかもしれません。

過去に爪とぎをしていたら飼い主さんが声をかけてくれた経験から、爪とぎすると注目してもらえると学習したのかも。
アピールされたら、たくさん褒めて甘えさせてあげてくださいねw

 

ストレス解消

不快感や不安感など、ストレスを感じた時に爪とぎをする事で気分転換をしているのかもしれません。

これは「転位行動」といって、自分の気持ちを静める為にとる行動です。

例えば同居猫にちょっかいかけられてイライラしたり、来客が来てストレスを感じたりすると爪とぎで気持ちを落ち着かせてるんです。

人が緊張して「頭ポリポリ」したり、嫌な事があって「やけ食い」するのとおんなじなんですよw

このように爪とぎをする理由があります。
爪とぎを無理やりやめさせたら、猫ちゃんにとってかなりストレスになると思いませんか?

 

愛猫の爪とぎ対策

でも困るもんは困りますよね。
どうしたら良いか8つの対策を伝授しますね。

 

①サッと爪とぎ器を差し出す

爪とぎをされたくない場所で爪をとぎだしたら、すかさず爪とぎ器を差し出します。
そっちでちゃんと爪をといでくれたら、全力でほめましょう。

その際にちゃんと安定したところに置いてくださいね。
猫ちゃんは爪とぎしても「安定した動かない物」を好みます。
不安定な場所では爪とぎしてくれないので差し出す時も置き場所に注意です。

 

②マタタビ誘導

爪とぎ器を購入すると、よく粉末のマタタビが付いてないですか?
それはいち早く新しい爪とぎ器になれてもらうためです。

同じように、爪とぎされたくない場所で爪とぎをし出したらマタタビで爪とぎ器の方へ誘導します。
この時、①の方法と併用すると効果的ですよ。

 

 

③障害物で囲む

爪とぎされたくない物のまわりに物を置いておきます。
爪とぎは狭い場所ではしないため、例えばソファーの側面に観葉植物(猫OKのやつ)を置いたり、サイドテーブルを置けば爪とぎしづらい状態にする事で防げます。

 

④爪とぎ器でカバー

爪とぎをされたくない場所に爪とぎ器を置いてカバーします。
たとえば、カベや柱に貼り付ける爪とぎ器やソファーにかぶせるマットタイプの爪とぎ器もあります。

爪とぎをやめさせられないなら、爪とぎされても良いようにしてしまいましょう。

 

⑤愛猫の好みを見つける

今ある爪とぎ器であまりバリバリしてくれない場合、愛猫に気に入ってもらえていないかもしれません。

猫ちゃんにも好みがあります。
爪とぎ器の素材や設置タイプなど、それぞれ特徴があるので愛猫がどんなものが好きか探してあげてください。

素材には以下のタイプがあります。

・紙・ダンボールタイプ
・木材タイプ
・布タイプ
・カーペットタイプ
・麻縄タイプ

一般的なのはダンボールタイプですが、猫ちゃんは麻縄タイプが好きな子が多いみたいです。

設置タイプは以下のものがあります。

水平置き型
縦置き型
斜め置き型
カベ設置型

探すコツとしては、いつも愛猫が

「どんな場所で、どんな素材の物に、どんな体勢で爪とぎしているか」

を観察します。

ちなみにムッチョさん↑のお気に入りは、結構お高い座椅子のカバー…

 

⑥こまめに爪切りをする

爪が伸びてくれば、爪とぎをする頻度が増えてしまいます。
逆にこまめに切っていれば爪とぎされてもカベや家具をキズ付けにくくなり、頻度も減ります。

 

⑦猫ベッドの近くに置く

寝起きにのび~とストレッチしたあと、ついでにバリバリと爪とぎしてませんか?
とくにご高齢猫ちゃんは活動範囲が狭いため、寝床の近くに爪とぎ器を置いておくと、そこで爪をといでくれるかもしれません。

 

⑧爪とぎ防止グッズを活用する

爪とぎ防止グッズも色々あります。

・爪とぎ保護シート

カベに張る事ができるつるつるしたシートで、爪が引っかからないのでカベを守る事ができます。
我が家でもつかっておりますw

↑は我が家で使用している爪研ぎ防止シート

 

・腰壁

カベには腰壁(壁の下半分に張る板材)を設置する方法もあります。爪とぎされてもキズ付かず、お部屋もオシャレになりますよ。

 

・いたずら防止スプレー

爪とぎされたくない場所や物に、猫ちゃんが嫌がるニオイを付けておくとその場所に近寄らなくなるものです。

ただ、猫ちゃんが苦手なニオイを付けるため、やりすぎるとストレスに感じたり、効果がない猫ちゃんもいるので使う場合は様子を見ながらにしましょう。

 

・ネイルキャップ

猫ちゃんの爪にカバーを付けます。最近あまり見なくなった気がしますが私が働いていたペットショップでも美容師さんが付けるサービスがありました。

しかし、爪の出し入れが出来なくなるし爪とぎも上手く出来ない為、猫ちゃんにストレスを与えてしまう可能性もあるので、よく検討してあげましょう。

 

爪とぎのしつけ方

しつけと言っても教え込むというよりは、自然と猫ちゃんに爪とぎ器で爪をといでもらうポイントになります。

新しい爪とぎ器を購入したり、子猫に爪とぎを教える場合はこんな感じです。

1.猫ちゃんを優しく爪とぎに乗せる、または近くに連れていく
2.まずは飼い主さんがガリガリと手本を見せる
3.猫ちゃんの前足の肉球を爪とぎ器に優しくこすり付けて、ニオイを付ける
4.根気よく繰り返す

 

猫ちゃんの肉球をこすりつける事で、その子のフェロモンが移り「自分の物だ」と認識してくれて自分から爪をとぐようになります。

もし肉球をこすり付けるのを嫌がるようなら布で肉球を吹いて、爪とぎ器にニオイを移しましょう。

大人の猫ちゃんならマタタビや猫用フェロモンスプレーなどで誘導するのも良いですよ。

 

しつけのポイントは

・失敗しても怒らない事
・上手に出来たら褒めまくる
・失敗したらサッと爪とぎ器を差し出すか、抱っこして爪とぎ器に誘導する
・爪とぎ器は動かないように工夫する
・爪とぎ器の置き場所は猫ちゃんが十分に身体を伸ばせる場所にする
・猫ちゃんを良く観察し、お気に入りの爪とぎ器とお気に入りの場所を見付けてあげる

 

先に述べたように、猫ちゃんに怒ってもただ嫌われるだけです。
また、爪とぎ自体がダメな行為と思い、飼い主さんが見ていない時にするようになったりします。

猫ちゃんのしつけのコツは、「猫ちゃんの失敗をスルーする事

もし、それでも止めたい場合は飼い主さんがやったとバレないようにします
例えば、少し大きな音を鳴らす。でもその姿は見られてはいけません。

ココで爪をとぐと何か嫌な事が起きる」と覚えさせるのです。

または、一言だけ低い声を出す方法もあります。
「あ!」とか「コラ!」ですね。
これは身バレしますんで自己責任で。w

一番やっちゃいけないのは「怒鳴りながらオシリペンペンなどの体罰」です。

 

まとめ

なんども言いますが、爪とぎをやめさせる事は無理なんです。
「やめさせる」のではなく、「猫にとって快適な爪とぎの環境」を作ってあげてください。
愛猫の習性と気持ちを理解して、爪とぎと上手に付き合っていきましょう。

その方が、猫ちゃんにとっても飼い主さんにとってもプラスになるはずですよ。

 

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