猫は単独行動をする生き物なので、お留守番は得意!しかし…
愛猫と過ごすことも大切な時間ですが、たまにはリゾートや温泉など旅行に行って気分転換もしたくなりますよね。
愛猫と離れるのは寂しいけど、「沖縄行ってリフレッシュしたい!!」って思う事もあります笑
「しかし、猫ってお留守番させて大丈夫なのかな?」って悩んでしまう…
そこで今日は、猫ちゃんにお留守番させるならどんな事に気を付けて、どんな準備をすれば良いのかご紹介しますね。
猫がお留守番できるのは何日間?
十分に準備した上であれば基本的に1泊2日ならば大丈夫です。
1日の大半を寝て過ごすので、それほど寂しさも感じずに飼い主さんが帰ってきます。
ただし猫ちゃんのライフステージにもよります。
生後3か月以内の子猫や高齢猫、持病のある猫ちゃんのお留守番はやめておきましょう。
1日で体調が変わる可能性があるからです。
また、四六時中飼い主さんにベッタリしているような猫ちゃんは1日でも分離不安になる猫ちゃんもいるので、突然旅行でいなくなる事がないように1日のうち別々の部屋で過ごしたり、距離をとる時間を数時間つくって離れる事に慣れさせておく方がよいかもしれません。
長期の場合のお留守番は?
2日以上、どうしてもお留守番をさせる場合は可能なら猫ちゃんが慣れている人に家に来てもらいお世話してもらう事が理想的です。
それがダメならペットシッターさんが良いです。
なぜかというと、猫ちゃんは自分のテリトリー以外で過ごす事が極度に嫌いでストレスを感じるため、ホテルや別の家に連れていく事は本当に最終手段とした方が良いです。
飼い主さんもいないうえ、知らない人、知らない場所に連れていかれたら人だってかなりストレスですからね。
例えば、もしも実家や友人宅に預けたいという事であれば、猫ちゃんが元気な時にその家で一緒に過ごす時間を何回か作っておくと良いかもしれません。
快適にお留守番してもらうには
猫ちゃんにお留守番してもらうためには、猫ちゃんにとって快適な環境を用意する必要があります。
ごはんはドライフードを置いておく
ウェットフードはすぐに傷んでしまうため、ドライフードを置いておきましょう。
置いておく場所は直射日光が当たらない湿気のない場所が良いです。
1泊2日であれば2日分+1食分あれば安心です。
食べ過ぎを防ぐため、自動給餌器を使うのもおススメですね。
お水はたっぷり複数箇所に用意
新鮮なお水をたっぷり入れて、複数箇所に置いておきましょう
ひっくり返してしまう事も考え安定した大き目の食器にしておくと良いです。
お水も直射日光が当たらない場所に頭数分+2か所に置いておくと安心です。
1頭なら3か所置くって感じです。
お水も自動給水器であれば常に新鮮なお水が飲めるためおススメですよ。
清潔なトイレを複数箇所に
猫ちゃんはきれい好きなので、清潔なトイレを好みます。
必ずトイレ掃除をしてから出かけるようにしましょう。
また、日常的に飼育数+1個のトイレが望ましいと言われてますがお留守番させる場合はもう+1個準備しておくと良いです。
とはいえ、常にそんなおいて置く場所なんかないよって方もいるかもしれませんが、例えば避難用の簡易猫トイレであれば折りたたんでしまっておく事も出来ますし、いざという時の訓練にもなりますよ。
念のために、準備したお水とは別で出かける前の食事はウェットフードを与えて水分補給しておくのも良いです。
部屋の扉は解放しておく
猫ちゃんは自分でお気に入りの場所や快適な場所を探すので、出来れば各部屋のドアを開けておき閉まらないようにしておくと良いです。
というのも、猫ちゃんが遊んでいるうちに誤って扉を閉めてしまったり、災害時に一つの部屋に閉じ込められてしまう可能性を防ぐことができます。
逆にキッチンや浴室などは猫ちゃんにとって危険物が多いため、入れないように工夫しておくと良いですね。
うちのムッチョは自分で洗面所のスライド扉を閉めてしまう事があるので長時間のお留守番時には扉を外しています。
ちなみに洗面所にはムッチョのお気に入りのトイレがあるので解放しています。
夏場、冬場は空調を
猫ちゃんは快適な場所を探す達人ではありますが、実は暑いのも寒いのも苦手です。
とくに夏場は熱中症の危険性があるため注意が必要です。
そのため、夏場と冬場にはエアコンを付けっ放しにしておきましょう。
最近ではスマートフォンで操作ができるものもあるので付けっ放しは逆に体調が心配な方は良いですね。
また夏場は停電対策にアルミプレートなどのひんやりグッズも置いておくと安心ですよ。
事前に気を付けたいポイントと準備
留守番中は猫ちゃんは勿論ですが、飼い主さんも安心できる工夫をしておくと良いですよ。
徹底的に片づけて事故やケガを未然に防ごう
普段お利口な猫ちゃんでも、長時間のお留守番の時は飼い主さんのいない不安から何をするか分かりません。あらゆる誤飲の危険性を排除しておきましょう。
例えば食材の類、お菓子の袋など簡単に猫がかじれるものは勿論ですが、ゴミ箱を倒して中のゴミを漁るといったケースもあります。
ゴミ箱も空にしておくと良いです。
生ゴミも同様です。三角コーナーや排水溝もキレイに、お風呂の水も抜いておきましょう。
落としたら壊れるものも閉まっておいた方が良いです。
留守中に家中走り回ってあらゆるものを落とす猫ちゃんもいます。
落として壊れるだけならまだいいですが(悲しいけど😢)、壊れたものを誤飲する可能性もあるので、物はしまいましょう。
あとはティッシュやトイレットペーパーも散らかす猫ちゃんがいます。コレ、結構盲点ですよねw
それに徹底的に片づけておけば、旅行先から帰宅した時に自分たちも気持ち良いですし、何か荒らされていれば一目で分かりますw。
冷蔵庫や戸棚なども開けないように工夫しておいた方が良い
中には冷蔵庫を開けてしまう強者の猫ちゃんがいるそうです。
「うちの子はそんな事できないよ」と油断はできませんよ。
いつ出来るようになるかは分からないですし、猫ちゃんって実は頭が良いのでアッサリ開けてしまうかもしれません。
帰ったら冷蔵庫に閉じ込められてたなんて絶対嫌ですよね…
電源タップ等は抜いておく
冷蔵庫やエアコンなど電源が切れないもの以外は、可能な限り電源コードは抜いておきましょう。
コードカバーを着けていたとしても抜いておいた方が安心です。
感電を防げますし、漏電による火災防止にもなります。
また、エアコンのリモコンは出かける前に運転させたら、どこかにしまっておいた方が良いでしょう。
猫ちゃんがあやまってスイッチを踏んで電源が切れてしまったり、夏場に暖房が入ってしまったりという事を防ぐことができます。
ペットカメラを設置しておくのも良い
それでも心配な飼い主さんはペットカメラを設置して旅行先からチャックできるようにしておくと安心して旅行を楽しめます。
徐々に慣れさせておく
初めて長時間の留守番をさせる場合は、徐々に留守番の時間を長くしたり、預ける人や環境に慣れさせておくと良いです。
また飼い主さん自身も初めは心配で不安だと思うので、猫ちゃんと一緒に慣れておきましょう。
可能ならお留守番時にも使えるペットカメラで様子を見ながら慣れておくと良いですよ。
トイレの粗相への対策もしておくと飼い主さんが安心
お留守番のストレスから、トイレの粗相をする猫ちゃんもいます。
その為、粗相されたら困るものは片づけたり、ベッドやソファーに防水シートをかぶせておくなど工夫をしておくともしもの時に安心です。
帰ったらベッドで眠れないのは結構つらいですからねw
布の上に粗相される事が多いので、玄関マットやキッチンマット、洗濯物なども片づけておくと良いですよ。
出かける直前に「いる」事を確認しよう
出かける時間に焦って、猫ちゃんがいる事を確認せずにクローゼットなどに閉じ込めてしまっている可能性がありますから、でかける直前に「行ってくるね、いい子にしててね」と可愛がってあげるようにすれば閉じ込めを防げますよ。
我が家では出かける前に必ず点呼をとりますw
アフターケアも大事
帰宅した時は十分可愛がってあげたり、遊んであげてくださいね。
「お、帰ってきたか?」と寂しかった素振りは見せないかもしれませんが、内心不安だったはずです。
帰ったらまず猫ちゃんに声をかけてあげてくださいね。
ごはん、お水を新鮮なものに変えましょう。
そしてトイレも掃除したら、お留守番のお礼にたくさん褒めて、たくさん遊んであげましょう。
ごほうびのオヤツをあげるのも良いですね。
まとめ
ちゃんと準備してあげれば猫ちゃんだって、1泊2日のお留守番は割とへっちゃらです。
散歩が必要ないという点ではワンちゃんよりもお留守番しやすいですが、長期となるとワンちゃんよりお留守番が難しくなります。
猫ちゃんは環境の変化にとっても弱いため、2日以上のお留守番の場合は、できれば自宅で猫ちゃんが顔見知りの人にお世話をお願いできれば理想的ですし、飼い主さんも安心できます。
お出かけする時は飼い主さんが安心できるだけじゃなく、猫ちゃんも安心できる環境を作ってあげてくださいね。
そして猫ちゃんにお留守番してもらっているという気持ちも忘れずに、帰ったら目いっぱい褒めて遊んであげてください。
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