『災害に備えて人間用の物はそろえてあるけど、猫用の物って何が必要なの?』
うんうん、
ごはんやお水は想像つくけど、
他にどんなものが必要か
イメージしにくいですよね。
どうも!
ぷるムッチョです。
災害はいつ起きるか分からない!
そして、災害が起きてからでは
出来る事はほとんどないんです。
万が一、災害が起きた場合
防災知識や備えあるかないかで
自分自身、ご家族、愛猫を
守れるかどうかが変わってきます。
愛猫と安心して暮らすためには
最低限の知識として防災対策を
しっかり考えておきましょう!
なぜ愛猫の防災対策が必要なのか
災害が起きた直後の72時間は
人命救助が優先されます。
そのため、この3日間は
人のための救援物資の手配に
人手や時間が割かれるため、
ペットの食料などは後回し
になるでしょう。
もしも、飼い主さんが
愛猫用に備蓄をしていなかったら
愛猫の命に関わることに
なっちゃいます!
環境省では
ペットとの「同行避難」が
推奨されています。
※詳細は環境省のパンフレット・HPをご覧ください。
いつもいっしょにいたいから~ペット動物の災害対策(環境省パンフレット)
ペットの災害対策(環境省HP)
つまり、
ペットの健康と安全の確保は
飼い主さんに委ねられているのです。
もしもの時に
愛猫を守れるのは
『飼い主さんだけ』なんです。
だからこそ、
『愛猫のための防災対策』が
必要なんですよ。
愛猫を守る防災「かきくけこ」
さて、具体的な防災対策を
お話する前に覚えて欲しい
『かきくけこ』をご紹介します。
熊本市にある
「竜之介動物病院」の院長、
徳田先生が考案された
猫の防災対策についての考え方です。
徳田先生は
2016年4月に起きた熊本地震で
いち早く同伴避難所を開設しました。
その後、
熊本の教訓を、
次の災害のために役立ててほしい
という思いから、
防災ハンドブック
「どんな災害でもネコといっしょ」
を監修され、
猫の防災「かきくけこ」
を提唱されています。
猫の防災「かきくけこ」
日頃から他人に迷惑を
かけないようケアを心がける。
首輪やマイクロチップなど身元表示もしっかりと。
避難するときの必携品。
命に関わる薬、
ふだん食べているフードや水を備蓄。
ワクチン接種、
ノミダニ予防など定期健康診断を受け、
ちょっとした体調変化にも気づけるように。
キャリーバッグ、
ハーネスやリードに
ふだんから慣らしておくなど。
猫の防災「かきくけこ」
是非覚えておきましょう!
猫の防災対策
さて、いよいよ具体的な
防災対策のお話です。
防災対策は
防災グッズの準備だけではなく
事前に確認しておく事や
道具に慣れさせておく事も含まれます。
一つずつ見ていきましょう!
一緒に避難できる場所を確認しておく
いざ災害が発生した時に
一緒に逃げるべきか迷う
飼い主さんもいます。
避難所に連れて行って良いのか
受け入れてもらえるのかどうか
不安になってしまうからです。
しかし、先に述べたように
環境省はペットの「同行避難」を
推奨しています。
一緒に逃げてください。
迷っている間に災害に
巻き込まれる可能性もあります。
とはいえ、
ペット不可の避難所もあります。
そのため、今のうちに
一緒に避難できる避難所を
探しておく方が安心です。
自治体のホームページなどで
確認しておきましょう。
シミュレーションしておく
シミュレーションしておく事は
ペットがいるいないに関わらず
防災対策の中でも非常に重要です。
具体的に想定しておけば、
何が必要で、何を準備するべきか
問題点や不足しているものが見えてきます。
愛猫の防災対策としての
シミュレーションのヒントは
こんな感じです。
・猫ちゃんだけお留守番時に被災
・介護中の猫ちゃんがいる時に被災
・避難所で一緒に過ごせなかったら
・万が一、愛猫とはぐれてしまったら
例えば
「万が一、愛猫とはぐれてしまったら」
を考えると、
見つけやすいように
「マイクロチップを装着しておく」とか
「迷子札を付けておく」と言ったように
必要な準備が見えてくるわけです。
他にも
「避難所で一緒に過ごせなかったら」
を考えると、
「愛猫を預かってくれる知り合いを探しておく」
「その為にお世話の仕方のメモも準備しておく」
といった準備もできます。
道具に慣れさせておく・防災訓練
猫ちゃんは割と神経質で
いつもと違うもの、環境に敏感です。
そのため、
慣れていないものを嫌がります。
せっかく用意した避難グッズも
使ってくれない可能性があります。
怖いのはいざという時、
キャリーバッグに入れられず
逃げられてしまう事です。
そのせいで
避難が遅れてしまっては
大変です。
その為、
定期的に避難グッズを使って
防災訓練をし、道具に慣れさせておく
必要があります。
これは、
飼い主さん自身の訓練
にもなる事です。
ハーネスを付けようとして
付け方が分からない!って事に
ならないようにしておきましょう。
行方不明にならないように対策をする
猫は
パニックを起こしやすい生き物。
例えば、地震が起きた際に
窓やトビラの隙間から脱走したり、
網戸を突き破って脱走する事も。
実際、2016年の熊本地震では
多くの猫ちゃんが行方不明
になったそうです。
そのため、
万が一はぐれてしまっても
見つけやすいようにしておく事が大事です。
特に有効なのが
マイクロチップです。
装着していれば
飼い主さんの元へ
戻れる可能性が高くなります。
首輪に迷子札を付ける事も良いですが、
途中で外れてしまう可能性もありますので
マイクロチップ装着をおススメします。
ワクチン接種をしておく
災害時は、
さまざまな感染症が蔓延する
危険性があります。
避難所生活では、
多くの動物が一緒に暮らすので
感染リスクは高くなります。
また、飼い主さんとはぐれて
屋外で生活をしている場合も
他の猫との接触で感染症に
感染する可能性もあります。
万が一の事を想定して
定期的なワクチン接種を
しておきましょう。
避難グッズを用意する
人間用の避難グッズをそろえるのと一緒に
愛猫用の避難グッズも用意しましょう。
避難グッズは猫の飼育数分用意します。
必須の避難アイテム
以下は優先度の高い物になります
・フード(最低5日分、できれば7日分)
・携帯用フードボール
・キャリーバッグ
・ハーネスとリード
・薬
・猫用携帯トイレと猫砂
・飲料水のポイント
猫が1日に必要な水分量は
体重1kgにつき50ml程度。
例えば体重5kgの猫なら、
1日に250mlの水が必要です。
お水は硬水ではなく軟水にする事。
硬水はミネラルが多いため尿結石に
なりやすいです。
・フードのポイント
できるだけ、
いつもあげているフードが良いです。
普段から食べているものにしましょう。
療法食の場合、
避難用の療法食を
用意しておきます。
フードは酸化しやすいので、
避難用のフードを定期的に
取り替えたほうがよいです。
そこで
『ローリングストック法』
という方法がおススメです。
普段食べているフードを多めに常備し、賞味期限が古いものから消費、使った分だけ新しく買い足すことで無駄をなくす方法
また、ウェットフードは
軽くて持ち運びやすく、かさばらない
パウチタイプがおススメです。
ウェットフードは
水分補給もできるので
用意しておくと良いですよ。
・簡易トイレのポイント
簡易トイレは
折り畳み式のポータブルトイレがや
段ボール+ビニール袋で作る方法もあります。
猫砂は鉱物系だと重たいので
紙などの軽量タイプがおススメです。
しかし普段使ってないと
いざという時使ってくれないので
時々普段のトイレ砂を変えて
慣れさせておくと良いですよ。
あると良い避難アイテム
出来れば持っていきたいアイテムです。
・うんち袋やビニール袋・ペットシーツ
・新聞紙
・ワクチン証明書
・ペット用ウェットタオル
・愛猫の写真と迷子用チラシ
・布製ガムテープ
・大きめのタオルや毛布
・洗濯ネット
・食品用ラップ
・ペット用ウェットタオル
もしも愛猫の身体が汚れていても
シャンプーが容易にできないため、
ペット用ウェットタオルが便利です。
汚れたままでは
匂いも気になりますし、不衛生です。
注意して欲しいのは
「ペット用」であることです。
ウェットティッシュなどは
アルコールやエタノールが
含まれている場合があります。
アルコールやエタノールは
猫にとっては猛毒になります。
ウェットティッシュを
使用する場合はアルコールが
含まれていないものにしましょう。
・愛猫の写真、迷子用チラシのポイント
万が一愛猫とはぐれてしまった場合、
愛猫の写真を持っていると探しやすいです。
保護センターでも
飼い主の証明として役立ちます。
写真は、
顔や柄がハッキリ分かるもの
顔のアップ、飼い主さんと一緒に
映っているものを用意しましょう。
また、迷子用チラシも
事前に作っておくと良いです。
災害時はチラシを作っている余裕は
おそらくないですから。
愛猫の写真と名前、連絡先が
入ったチラシを用意しておけば、
コピーして配る事ができるので
探しやすくなります。
まとめ
災害時、愛猫を守れるのは
『飼い主さんだけ』です。
最近は異常気象の影響で
水害も多くなってますし、
いつ来てもおかしくないと言われる
南海トラフ巨大地震が予想されます。
そのため、平常時にやれることは
しっかり取り組んでおきましょう。
この機会に人間用の防災準備と
合わせて愛猫の防災準備も
見直しておくと安心できます。
また、
『愛猫を守る「かきくけこ」』
にあるように、飼い主さんのマナーも大切です。
なぜなら、すべての人が
猫好きとは限りませんから。
余計なトラブルから
愛猫と飼い主さん自身を
守るためにもどんなマナーが必要か
事前に確認しておきましょうね。
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