『野菜は健康に良いって言うけど、猫にも食べさせた方が良いの?』
良く野菜入り手作りごはんで
オシャレな猫ごはん見かけますよね。
猫に野菜のイメージはないけど
健康に良いのか気になっちゃいませんか?
どうも、
ぷるムッチョです。
先日、友人が
知り合いの猫を預かる事になり
数日分の猫ごはんを置いていったそうですが、
その猫ごはんは
手作りでお肉と野菜入りの
オシャレ飯だったそうです。
友人から
猫って肉食って聞いてたけど野菜食えるん?
って聞かれたんで
気になって調べてみました!
※ムッチョ
猫に野菜っている?
必要か、必要じゃないか
で言えば必要じゃないです。
猫は『完全肉食動物』
野菜を食べなくても
生きていけます。
とはいえ、
スーパーで売ってる
お肉だけを与えておけばいいのか
というと、そうではないんです。
完全肉食動物って何ぞや?
『完全肉食動物』とは
「お肉も内臓も骨も食べる動物」
の事です。
よく「お肉だけを食べる動物」
って思われがちですが、
それは大きな間違いです。
ライオンやチーターなどの
肉食動物草食動物を倒したあと、
まっ先に内臓を食べます。
何故なら肉食動物は
草食動物が消化した植物の
栄養素を間接的に摂取
できるからです。
肉食動物は
植物を消化できるほど
長い腸を持っていません。
その為、植物を食べたとしても
上手く消化・吸収できないんです。
それは猫も同じです。
野生の猫ちゃんは元々、
ネズミや小鳥などの小動物を
丸ごと食べていました。
猫ちゃんは獲った獲物を
保存せずその場で食べるため、
いつも新鮮なものを食べます。
その肉だけでなく
骨や血や内臓、さらには
消化器に残っていた植物なども
全部食べます。
そうする事で
ミネラルやビタミンまで
バランス良く食べていました。
だから
スーパーのお肉だけじゃ
栄養不足になっちゃうワケです。
※ムッチョ
猫にとって理想の食事とは…
「理想」とするならば本来食べていた
『小動物を丸ごと』でしょうけど
現実的に難しいですよね。
毎日、新鮮な小動物を
飼い主さんが用意するなんて
無理があります。
だったらやっぱり
野菜も食べた方が良いんじゃないの?
って思うかもしれません。
先ほど言いましたが、猫が
野菜を食べる必要はないです。
現代の猫ちゃんにとって
一番の食事は
「総合栄養食」のキャットフード。
コレです。
猫ちゃんにとって
必要な栄養素について
研究を重ねて作られている
のが総合栄養食のキャットフードです。
総合栄養食の
キャットフードを与えていれば
野菜を食べる必要はないんです。
じゃあ猫にとって
野菜は全くメリットがないの?
って思いますよね。
猫が野菜を食べるメリット
実は、野菜によっては
猫にもメリットがあるんです。
例えばキュウリなど
水分を多く含む野菜を食べる事で
水分補給になったり、
レタスなど食物繊維を
多く含んでいる野菜を食べる事で
便秘を改善できたりします。
毛や皮膚に良い野菜もありますよ。
また、最近では
野菜好きな猫ちゃんもいるので
そういった猫ちゃんには
ストレス解消にもなりそうです。
野菜を主食ではなく
栄養の補完として利用する分には
与えても大丈夫です。
とはいえ、
猫ちゃんが食べても良い野菜と
食べたらダメな野菜があります。
植物は
猫にとって毒であるものが
圧倒的に多いので十分注意しましょう。
※バタコ
猫が食べても良い野菜
まずは
猫が食べても
比較的安全な野菜を紹介します。
しかし、安全とは言え、
一度にたくさん食べさせたり、
毎日食べさせる事はやめましょう。
健康を害する可能性があります。
また、野菜によっては
生食NGなものや注意点が
ありますので気を付けましょう。
特に腎臓病や甲状腺異常など
疾患のある猫ちゃんは
与えない方が物が多いので
必ず獣医さんに相談しましょう。
※バタコ
・白菜
与え方:茹でて細かく刻む。
目安:1/4枚。
注意点:ミネラルが多い為あげ過ぎ注意。
・レタス
与え方:生でもOK。細かくちぎる。
目安:1/4枚。
注意点:ミネラル多い為あげ過ぎ注意。
特にサニーレタスはカリウム、シュウ酸が多い為注意。
・キャベツ
与え方:茹でて細かく刻む。
目安:細かく刻んで小さじ1杯くらい。
注意点:ミネラルが多い為あげ過ぎ注意。
・きゅうり
与え方:生でもOK。千切りや細かく刻む。
目安:15gほど。
注意点:アレルギーが出る猫もいるのではじめは少量で試す。
・かぼちゃ
与え方:茹でるか蒸す。
目安:大さじ1杯ほど。
注意点:カロリー高い為あげ過ぎ注意。皮や種は取り除く。
・トマト
与え方:生でもOKだが加熱した方が良い。
目安:ミニトマト1/4個くらい。
注意点:ヘタや種は取り除く。
葉っぱ、茎、青い実は中毒を起こす為、与えてよいのは完熟トマトのみ。
・大根
与え方:皮をむいてすりおろすか細かく刻む。
茹でない方が良い。葉っぱは茹でて細かく刻む。
目安:100gほど。
注意点:アレルギーが出る猫もいるのではじめは少量で試す。
・小松菜
与え方:茹でて細かく刻む。
目安:20gほど
注意点:ミネラルが多い為あげ過ぎ注意。生はNG。
・オクラ
与え方:生でもOKだが、加熱した方が良い。ヘタを取り細かく刻む。
目安:1本ほど
注意点:アレルギーが出る猫もいるのではじめは少量で試す。
・ニンジン
与え方:茹でて細かく刻むかすりつぶす。
目安:小さじ1杯ほど
注意点:カリウムが豊富なのであげ過ぎ注意。
消化不良を起こしやすいので生はNG。
猫が食べたらダメな野菜
猫にとっては
食べると危険な野菜もありますので
いくつか解説しますね。
絶対NGな野菜
以下の野菜は
中毒になる可能性が高い為、
絶対に与えないでください。
・ネギ
・ニラ
・ニンニク
・ラッキョウ
・アボカド
・ぎんなん
・ゆり根
玉ねぎやラッキョウなどの
ネギ類は赤血球を壊す中毒を
起こす事で有名ですよね。
アボカドは
犬猫ではまだ科学的に
解明されていませんが
食べさせない方が良いでしょう。
ぎんなんは
「メトキシピリドキシン」
という毒素があり、
食べ過ぎるとけいれんを
起こすなどの中毒症状がでます。
人でも食べ過ぎると中毒を起こすので、
とくに体の小さい猫ちゃんは
少しでも危ないですね。
ゆり根は猫とって
超猛毒なユリ科
の鱗茎(球根)です。
ユリ科の植物は
花粉から根っこにいたるまで
全ての部位が猛毒なので
絶対に食べさせてはダメ!!
食べさせない方が良い野菜
以下は絶対食べちゃダメ
というワケではないですが
与え方に注意が必要な野菜です。
・春菊
・たけのこ
・アスパラガス
・ナス
・ジャガイモ
ほうれん草や春菊、たけのこは
「シュウ酸」が多く含まれており
「シュウ酸」は尿結石のもとになる成分です。
その為、たくさん食べさせたり
頻繁に与える事は避けた方が良いです。
過去、尿結石になった事がある猫ちゃんは
特に食べさせない方が良いでしょう。
アスパラガスには
「アルカロイド」と呼ばれる
中毒成分が含まれています。
加熱する事で茎の部分は
猫ちゃんも食べる事ができますが
葉の部分は避けた方が良いです。
生で与えてはダメな野菜です。
ナスやジャガイモなどの
ナス科の植物には「ソラニン」という
中毒成分が含まれています。
ソラニンはジャガイモの芽や
未熟なナスに多く含まれています。
ジャガイモは
しっかり皮と芽を取り除き
加熱すれば猫ちゃんも食べる事ができます。
ナスも完熟したものを
しっかりアク抜きをし
加熱すれば食べられます。
ただし、安全な野菜も注意点あります
少し触れておきましたが、
野菜を食べさせる時は
以下の注意点に気を付けてくださいね。
・どんな野菜も食べすぎは良くない
・持病のある猫ちゃんは獣医さんに相談
※特に腎臓病や糖尿病、甲状腺異常などは要注意
・与え方によっては中毒を起こす野菜がある
・初めて与える野菜は少量ずつ与えて様子を見る
・基本的に生は避け、加熱し細かく刻む
・食べても良い野菜でも野菜ジュースは避ける
・塩などで味付けはしない
・メリットはあるが必ずしも野菜を食べないといけないワケじゃない
まとめ
結論としては
猫ちゃんに野菜を
食べさせる必要はないです。
でも
水分補給や便秘改善など
与えるメリットはあります。
愛猫の健康を考えると
身体に良い物を与えたいという
気持ちは強くなりますもんね。
まずは
食べて良い野菜、いけない野菜を
理解した上で「おやつ」として
プラスしてあげるのが良いと思います。
飼い主さんの知識が
ご長寿猫を育てる最大の秘訣です!
※バタコ
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